1954年創業!東京で一番古いおにぎり屋さん「おにぎり 浅草 宿六」

日本の伝統食であり、誰もが食べたこと・作ったことがある食事といえば「おにぎり」ではないでしょうか。

今回ご紹介するのは東京都台東区にある「おにぎり浅草宿六(あさくさやどろく)」。こちらのお店はなんと1954年創業、今年で68年営業を続ける歴史あるおにぎり屋さんです。おにぎり屋さんとしては東京で一番古いお店なんだそう。

さらにこちらのお店は『ミシュランガイド東京2019』に掲載された唯一のおにぎり屋さんなんです。料亭のような外観に少し緊張しつつ、今回はこちらのお店に行ってきました!

油断禁物!ご飯がなくなり次第営業は終了

「おにぎり浅草宿六(あさくさやどろく)」は、浅草駅から徒歩約4分。場所は浅草寺の裏手、言問通り沿いにあります。地域の人だけでなく、観光にきた方でもついでに寄れる距離なのはうれしいですよね。

ただ一点注意が!営業時間がお昼は11:30から、夜は17:00からなのですが、それぞれご飯がなくなり次第営業終了になるそうです。私は開店と同時刻くらいに訪れたのですが、その時点で席は満席。食事を終えて退店するころにはご飯が終了しお昼の部は終了となっていました。なので、なるべく早めに訪れることをおすすめします!それだけ人気のお店という証ですね。

こちらはお店の外にあったメニュー表です。おにぎりの具材ですが、普段なじみのある「さけ」や「梅干し」といったものから、「塩辛」や「葉唐辛子」など珍しい具材までさまざま。「紅生姜」のおにぎりなんて見たことないですよね。

まるでお寿司屋さん?!ケースの中の具材たち

店内に入ると、コンパクトな作りながらあたたかみのある色合いで落ち着く雰囲気。席数はカウンター8席とテーブル2卓(8席)。

カウンターの前にはは透明のケースがあり、そこに先ほどメニュー表にあった具材たちが並べられています。その雰囲気はまるでお寿司屋さんのよう。実際に注文する際も、お寿司を注文するように具材を指定して握ってもらいます

単品でそれぞれおにぎりを握ってもらうほかにも、好きな三つのおにぎりに豆腐の味噌汁がついたセットメニューもありました。今回はこちらのセットメニューを注文!

具材は、「梅干し」、「さけ」、「いくら」の三つ。

注文を待つ間にはさまざまなお客さんが来店されていました。
おそらく近くに住んでいるであろう子ども連れのお母さん、休憩中のタクシーの運転手、観光で訪れたで海外の方など幅広いお客さんが来店されていました。さまざまな方に愛されている人気のお店なんだなと感じました。

ふわっふわの絶品おにぎり

そうこうしているうちにまずはお味噌汁が到着。

赤みそベースの汁の中にお豆腐が入っているお味噌汁でした。だしも効いていてまさにおにぎりに合う味。早くおにぎりが食べたくなっちゃいました(笑)。

そしておにぎりも到着。

もちろんすべて握りたてなのであたたかく、海苔もご飯に設置している部分以外はパリパリ。普段コンビニで買ったり、自分で作るにしても作ったあと食べるまでに時間が経っているので、これを見るとほとんど別の食べ物を食べていたんだなと思いました(笑)。

まず最初にいただいたのは「さけ」のおにぎり。
まず具材よりもご飯にびっくり!ものすごくふわっと握られていて、食べ進めていくと海苔の間からご飯がこぼれ落ちそうになるほど。
さけの絶妙な脂のノリ具合としょっぱさが、ふっくらとして少し甘味のあるお米と合わさり絶品でした!

次に「梅干し」。
こちらはいわゆる南高梅のような甘すぎるものでなく、かといって酸味が強いものでもないまさに絶妙な“塩梅”の梅干し。ご飯との相性はもちろん抜群。あっという間に食べ終わってしまいました(笑)。

最後は「いくら」。
磯の香りと塩加減がご飯と相性が良いのは言うまでもないのですが、なによりお味噌汁との相性が最高でした!

あまりのおいしさに思わず追加で一つ「椎茸昆布」を注文してしまいました…(笑)。
こちらもあっという間に完食。おにぎりを4つも食べるなんて人生初かもしれません。

それぞれを食べ進める間に、お口のリセットとして付け合わせのたくあんもいい味出していました。

未体験のおにぎりをぜひ一度


今回初めてこういった形でおにぎりを食べましたが、丁寧に一つ一つ握られたおにぎりはそのシンプルさからは想像できないほどのおいしさでした。

ぜひこのおにぎりを味わってみていただきたいです。
浅草を訪れた際には、「おにぎり浅草宿六」に足を運んでみてください。

おにぎり浅草宿六

住所:東京都台東区浅草3-9-10
アクセス:東京メトロ銀座線、都営浅草線、つくばエクスプレス 浅草駅から徒歩約4分
営業時間:昼 11:30~(ご飯がなくなり次第終了)  
     夜 17:00~(ご飯がなくなり次第終了)
電話番号:03-3874-1615
定休日:昼 日曜日、夜 火曜日と水曜日
※その他詳細はFacebook、Instagramからご確認ください。

席数

カウンター8席 テーブル2卓8席(全席禁煙)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。