ここだけの味オムドラに感動!浅草の老舗「中華・洋食 やよい」
観光客でにぎわう浅草の少し外れに、地元の方に愛され続けるお店があります。
大正13年創業で、あの「孤独のグルメ」でも紹介されたこともあるそうです。
中華なの?洋食なの?
気になりすぎる「中華・洋食 やよい」さんに行ってきました。
常連客でにぎわう「ザ・食堂」!
テレビでも取り上げられたということで行列を覚悟していましたが、お昼休憩の時間でも待つことなくお店に入れたのでラッキーでした。
待ち時間こそないものの、店内は常連客らしいお客さんでほぼ満席状態です。
こぢんまりとしているので、多くても4名までの少人数で行くことをおすすめします。
お、これが噂の。
「孤独のグルメ」に登場したとなると、グッと期待値が高まりますね!
メニューも「孤独のグルメ」仕様で、五郎さんチョイスと久住さんチョイスのものから選ぶことができます。
私たちはそれぞれ、「カツ丼 上」「ロースとんかつ定食」「オムライスドライカレー」を注文しました。
退屈しない店内
料理を待つ間、お客さんは会話を楽しんだり下町の空気にたそがれたりと、みな思い思いに時間を過ごしていました。
お店にはテレビが設置されており、伺ったときは野球中継が流れていました。
ちょうど大谷翔平選手が登板していたので、私たちはそのプレーにくぎ付けになっていました。
どれも間違いない味!おすすめはオムドラ!
まずは五郎さんチョイスの「カツ丼 上」。
カツがしっとりとしていて、とろとろのたまごが抜群に合います。
カツ丼というとガツンと重いイメージがありますが、こちらは思ったよりも脂っこくなくさらっと食べられました。
女性でも食べやすいと思いますよ。
付け合わせのおすましは出汁がしっかり効いていて、私の好きな味でした。
お次は「ロースとんかつ定食」。
こちらにかかっているソース、なんとデミグラスソースなんです。珍しいですよね。
意外な組み合わせですが、これがよく合っていました。
ウスターソースととんかつソースも出してくれるので、お好みで味変可能です。
私はウスター派でした!
とんかつは程よい厚みでとても食べやすかったです。
キャベツたっぷりなので罪悪感も0ですね(笑)。
こちらに付いてきたのはお味噌汁で、なんだか洋風な香りがしておいしかったです。
最後に紹介するのは、「オムライスドライカレー」通称「オムドラ」です。
まず、オムライスドライカレーとは何ぞや?
味の想像がつくようなつかないような…
その想像、しっかり超えてきました!
中のごはんがドライカレーになっているのが伝わりますか?
おこげがつくほどしっかり炒められていて、香ばしくて最高なんです。
オムの上にかかっているカレーが全てをまとめてしまうかと思いきや、中のカレーがしっかり主張してくるので、はっきりと2つの味を楽しめます。
私を含め2人がこのオムドラを注文したのですが、「こんなの食べたことない!」と感動しながら食べていました。
カレーらしく辛みはしっかり感じられるのですが、さわやかで後ひかない辛さなので全くつらくなかったです。
私なんて、「辛い」と言われるまでその辛さに気づかなかったほどです(笑)。
これはぜひ、辛い物が苦手な人にもチャレンジしてもらいたい一品です!
つい通いたくなる、居心地のよいお店
4名で訪れた私たちは座敷席に通されたのですが、久しぶりにかいだ畳の香りになつかしさを感じました。
小さい頃によく連れて行ってもらっていたお蕎麦屋さんを思い出します。
「あげワンタン」をつまみに昼飲みをしているお客さんもいて、うらやましかったです。
きっと常連客なのでしょう。
他のお客さんの商品をひと通り作り終えたのを確認してから、オムドラを注文していました。
お店の方はひとりで調理を担当されているようで、それを気遣ってか「ゆっくりでいいよ」と声をかけていました。
見ているこちらまでほっこりするような光景でした。
このような雰囲気は下町エリアならではかもしれませんね。
忙しくても丁寧な接客を欠かさない店員さん
お客さんだけでなく、お店の方もすごくあたたかかったです。
常にオーダーが通っていたので忙しそうな印象でしたが、最後まで丁寧に対応していただきました。
実は料理を待つ間に私がお水をこぼしてしまったのですが、それもすかさずフォローしてくださり…。
料理の味はもちろん、店員さんのやさしさにも癒されました。
オムドラの味が忘れられないので、すぐにでもまた行きたいです!
浅草の老舗「中華・洋食 やよい」さん、ぜひチェックしてみてください!
中華・洋食 やよい
住所:東京都台東区浅草5-60-1
アクセス:東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から徒歩約15分
電話番号:03-3872-7710
営業時間:11:30-15:00、17:00-21:00
定休日:木曜日